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自然栽培綿とは

一度も化学肥料や農薬を使っていない土壌で作られた綿のことです

100年間無農薬
「自然栽培綿」はオーガニックコットンの1種と言えますが、過去一度も化学肥料、農薬を使っていない土壌で栽培されています。(オーガニックコットンは3年以上で認証がとれる)
中国山東省にある益久染織研究所の自社農園で育てられ、糸や布に加工しています。昔の作り方にこだわることで素朴で優しい風合いの綿を40年以上作りつづけています。
 
綿の持つ柔らかさを生かした糸紡ぎ
綿の収穫後の作業も、綿が本来持つ柔らかさをいかすために手作業 が中心です。種を除き、わた打ちをし、糸にします。糸の紡ぎは「手紡ぎ」から「ガラ紡」に移行しました。
※「ガラ紡」とは、明治初期に発明された紡績機で、ゆっくりガラガラと音を立てながら紡ぎ、手紡ぎの風合いに一番近い糸ができます。詳しくは こちらを参照ください。
 
大地と人の手から生まれた布
柔らかに紡がれた糸に負担をかけないために、現代の織り機ではなく力織機(りきしょっき)で織り上げます。時間はかかりますが手織りの風合いに近いやさしい布が誕生します。
※力織機とは、明治後半~昭和初期に活躍した織り機

カーテン以外に益久染織研究所の布製品の一部を当店でもお取扱い中です。タオル類、靴下、寝具、ショールなど。
 
身体に優しい、自然素材の力
手間ひまをかけた糸には綿がもつ本来の力が残されていて、伸縮性、吸水性、保温性に富み、生み出される製品の使い心地の良さへとつながっています。
自然栽培綿カーテンでは、手ざわりや透け感のやわらかさ、綿の油分による防汚効果や紫外線カット効果、調湿効果などが良さとしてあげられます。
 

大地と人の手から生まれる布 : (YouTube)
 
 
素材の特性から、一般的なカーテンや布製品と異なる点がございますのでご確認下さい。 
解説動画→ こちら(YouTube)
1/糸の太さが均一でないため、ネップや織り段が出ることがあります。
傷ではなく、手仕事であるが故の表情とご理解ください。

《ネップ》- 糸を紡ぐ際にできる不均一な部分が、織られた生地の表面に出てきているもの。
《織り段》- 織物を織る際に、よこ糸の密度が所定の密度より粗くなったり、密になったりすることにより、横方向に縞状の段があらわれること。
 
2/生地の表面に小さな黒いゴミのようなものがついていることがあります。
漂白をしていないオーガニックコットンでは、避けられないものです。次第にとれていきます。

ゴミのようなものは、綿の葉か茎の破片で綿カスと言います。(ソバカスのようなものです)
 
3/糸の太さが不均一で伸縮がちがうため生地がゆがんでいることがあります。
縫製などで調整しきれないゆがみがあります。
カーテンは生地をしばらく吊るして伸縮の調整をしてから縫製しています。生地に負担をかけないよう、ミシンがけのスピートもゆっくりです。
それでもゆがみの調整は難しく、裾をフラットにするためには、生地の織り目が斜めになってしまうことがあります。
生地をそのまま利用する場合は、生地の端(左右のミミ)が斜めに長くなっているとお考えください。
 
4/湿度の変化による伸び縮みがあります。
雨の日は丈が伸び、晴れると元にもどります。
カーテン生地が床に触れ、ひきずっててしまうこともありますのでご理解ください。
丈の変化が気になる場合は、お手数ですがフックや金具をずらして調整をしてください。
 
5/太陽光にさらされることによる色の変化、繊維の劣化があります。
徐々に色が変化し、繊維は劣化していきます。
きなり色の生地は、紫外線による陽焼けで、黄色味がぬけて白くなっていきます。
カーテンは日々紫外線にさらされるため、繊維が劣化して生地が切れたり裂けやすくなってきます。
寿命はレースが 7〜10年、ドレープが 10~15年目安です。
これは化学繊維などでも同じです。
 
6/同じ品番の生地でも、ロットによる差異があります。(色や生地の厚さなど)
時期をずらしてご注文する場合は、ご注意ください。
7/ドライクリーニングは不可、お洗濯はご自宅で3~4年に1回程度をおすすめします。
お洗濯方法については、こちらをご参照ください。
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